ついに、我が家にお茶の木(チャノキ)が届きました。
手摘みの葉から自宅で紅茶を作る方法を学んでいきたいと思います。
はじめてのお茶栽培は、苗木部のヤブキタを購入しました。
手摘みの茶葉から、自宅で紅茶を作る手順
手順1. お茶の葉を摘む
お茶の摘み方は、よく一芯二葉と呼ばれます。 1本の芯に2枚の葉がついている、上の方の新しい葉を摘むようにしましょう。
3葉、4葉摘んでも良いのですが、若干味が落ちるので注意が必要です。
手順2. 何時間かおいて、しんなりと萎れさせる
次に、摘んだ葉を揚げ物バットや新聞紙などに広げ、一晩かけてしんなりと萎れさせます。 この工程のことを萎凋(いちょう)と言い、ここから少しずつ発酵が始まります。
蒸れないように、たまに表裏を返すとムラなく乾くので良いでしょう。
しばらくすると発酵が進み、お茶の香りが部屋を包んでくれることでしょう。
手順3. 茶葉をしっかりと揉む(1時間)
一晩かけて葉がしんなり萎れたら、全体的に葉を1時間程度揉んでいきます。
最初は軽く揉み、次第に力をこめて揉み込むようにし、茶葉と茶葉をこすり合わせて、組織を壊していくと、紅茶が出やすくなります。
手揉みを始めると茶葉から水分が抜け、手がべたつき始めます。
葉でおにぎりが作れるくらいにしっとりしてきたら、完了です。
手順4. 温かい所において発酵させる(30℃ 5時間)
揉み終わった茶葉を容器に移します。
この時、容器の湿度を100%にできるだけ近づけるようにします。 ただし、茶葉に水が触れると、そこだけ変色したり、傷んでしまう原因にもなるので注意が必要です。
- 容器の中に水を入れる
- アルミホイルを下に引く
- 手揉みした茶葉を乗せる
- アルミホイルを茶葉の上に引く
- 濡れタオルを乗せる
とすると良いでしょう。「水|アルミ|茶葉|アルミ|水」のサンドイッチにする感じです。
30℃程度の暖かな場所において、5時間程発酵させます。 夏の温かい時期でなければ、発酵フードメーカーを使ってみるのが良いでしょう。
手順5. 150℃のホットプレートで乾燥させ、カラカラになったら完成
150℃程度のホットプレート上にキッチンペーパーを敷き、少し混ぜながらしながら乾燥させます。 お茶がカラカラになったら完成です。
我が家ではよく焼肉をやるので、焼き肉用プレートで代用します。 160℃に設定できるので、問題ないでしょう。
まとめ
紅茶作りの手順は
- 手順1: 摘む
- 手順2: 軽く洗って、乾かす
- 手順3: 1時間揉む
- 手順4: 高温多湿な環境で5時間発酵させる
- 手順5: 乾燥させてカラカラにする
自分で美味しい茶葉を作ることができたら、 次はフレーバーティーに挑戦してみたり、 お店にはないようなオリジナルの紅茶を作れそうですね。
毎日の楽しみが増えるかと思いますので、トライしていきましょう。 1時間揉むのは結構大変なので、自動で揉める手段を見つけたいですね。