今回は、紅茶歴20年以上の紅茶マニアの筆者が、普段行っている紅茶のおいしい淹れ方を、茶葉タイプ別、温度別に紹介します。
紅茶の淹れ方は、ティーバッグタイプ、リーフタイプの茶葉タイプや、ホットティー、アイスティーにするかでも変わります。
ちなみに、ティーバッグは破いて中の茶葉を取り出せば、リーフタイプとしても使えます。
淹れ方の説明の後に、紅茶を美味しく淹れるための、おすすめの鍋や茶漉しなどの道具も紹介します。
日々のティータイムをより楽しくするために、ぜひ参考にしてみてください。
紅茶の美味しい淹れ方(リーフタイプ)
材料
- 紅茶の茶葉(リーフタイプ)...ティースプーン1杯
- 冷たい水道水...400ml
リーフタイプの紅茶の淹れ方
- 鍋に冷たい水道水を入れ、沸騰するまで加熱する。1cmくらいの泡が全体的にぼこぼこと出てきたら火を止める。
- 紅茶の茶葉を入れ、蓋をして3分待つ
- 茶漉しを使って、ティーカップに注いだら完成
おいしくするポイント
目の細かい茶漉しを使って、カップに小さな茶葉が入らないようにする。
ぼこぼこと大きな泡が出るまで、しっかりお湯の温度を上げ切る。
この2点を気をつければ、香り高くて味がはっきりした、美味しい紅茶ができますよ。
紅茶の美味しい淹れ方(ティーバッグタイプ)
材料
- 紅茶のティーバッグ...1個
- 冷たい水道水...400ml
ティーバッグの紅茶の淹れ方
- 電気ケトルに水道水を入れ、100℃まで加熱する
- ティーポットに、ラベルが入らないようにティーバッグを入れる。
- お湯を注いで、2~3分放置する
- カップに注いだら完成。余る場合はティーバックを外しておくこと
おいしくするポイント
ティーポットを使って、カップより多くのお湯でしっかりと抽出すると、濃くなりすぎず、均一な紅茶を作ることができます。
紅茶の美味しい淹れ方(アイスティー)
材料
- 紅茶の茶葉...ティースプーン1杯 or ティーバッグ1個
- グラスいっぱいの氷
- 沸騰したお湯...200ml
アイスティーの淹れ方
- ティーポットに紅茶の茶葉を入れ、お湯を注いで3〜5分放置する
- グラスに大量の氷を入れる。グラスからはみ出るくらい入れて良い
- 氷に触れさせるように紅茶を注いだら完成
おいしくするポイント
お湯の量をホットティーの半分以下にして、しっかり濃い紅茶を作ると、おいしいアイスティーができます。
紅茶の美味しく淹れるために必要な道具
紅茶をストレートで淹れる方法について紹介したので、最後に、紅茶を美味しく淹れるために、普段使っている道具を紹介します。
ホーローの蓋つきミルクパン
おいしい紅茶を作りたいのであれば、持っておきたいのが、ホーローのミルクパン。
鍋なので容器全体をしっかりと温度を上げることができ、手間なく美味しい紅茶を淹れることができます。
ストレートティーでも活躍しますが、特にミルクの甘さを感じるおいしいホットミルクティーを淹れるときに大活躍します。
以下では、鍋と言いますが、ホーローのミルクパンのことだと思ってください。
ティースプーン(ティーメジャー)
紅茶の茶葉の量は、「3g」または「ティースプーン1杯」と書かれていることが多いです。
ティースプーン(ティーメジャー)1杯は約3gです。
毎回重さを計測するのは面倒なので、ティースプーンで測るようにしましょう。
ティーバッグタイプなら必要としませんが、リーフタイプの茶葉を使う場合は、必須アイテムです。
丸いティースプーンは掬いにくく、茶葉が飛び散りやすいので、先端が尖っている葉っぱの形のティースプーンがおすすめです。
目が細かい茶漉し
茶漉しは、目が細かいの物がおすすめです。
特に、ミルクティー向けの濃いめの茶葉は、ブロークンタイプと呼ばれる小さな茶葉であることが多く、100均などに売っている茶漉しでは、すり抜けてしまいます。
ティーカップの底に残った、ざらざらの茶葉の粉は飲みたくないですよね。
目安としては、穴が見えないくらいに細かい茶漉しがおすすめです。
温度調節ができる電気ケトル
紅茶に限らず、温度調節ができる電気ケトルは持っておくととても便利です。
- 紅茶は、沸騰したての98℃
- パウダータイプは、すぐに飲める70℃
- 緑茶は、少し温度を低めに80℃
- アイスコーヒーは、グラスを割らないように60℃以下
などといった使い分けができます。紅茶だけじゃなくて、緑茶、コーヒー、ココアなども飲む人におすすめです。
ガラスのティーポット
紅茶の濃さは、時間や温度以外にも、茶葉の種類によっても変わるので、ティーポットは中の様子が確認できる透明なガラス製を使うのがおすすめです。
陶器はおしゃれで保温性も高いのですが、中が確認できないので、濃く苦くなりがちです。
また、中の茶漉しは、紅茶がジャンピングしやすい深めのものを使うのがおすすめです。
この記事を参考にして、あなたの紅茶の時間がもっと楽しくなったら幸いです。
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