紅茶やコーヒーを多く飲むと気になるのが、カップや鍋についた茶渋。
少し放置したり、長時間飲み続けると、あっという間に茶色一色に。しかも厄介なことに、茶渋はスポンジを使っただけではなかなか落ちません。
この記事では、カップや鍋に染み付いたしつこい茶渋をスッキリ落とすコツを紹介します。
- 茶渋を落とすのに使う道具はこれ!
- 白い陶器の茶渋汚れ・紅茶汚れの落とし方
- ホーロー鍋の着色・茶渋汚れの落とし方
- 柄のある陶器の着色・茶渋汚れの落とし方
- 【おまけ】ハイターで食器の柄も色落ちしてしまいますか?
- まとめ
茶渋を落とすのに使う道具はこれ!
茶渋や紅茶汚れを落とすのに使うのは、以下の4点です。
まずは、食器用洗剤とスポンジ。
牛乳の膜や薄い着色を落とすのに使います。放置時間が短い茶渋なら、力を入れれば食器用洗剤とスポンジだけで落とせます。
次に、メラミンスポンジ。
食器用洗剤では落ちない茶渋をこすり落としたり、狭い範囲をピンポイントに綺麗にするのに使用します。広範囲の場合や、汚れが強力な場合には、キッチンハイターの後の仕上げに使います。
キャン★ドゥの商品ですが、amazonでも取り扱いがあるようです。
最後に、キッチンハイター(塩素系漂白剤)。
強くこびりついてしまった茶渋を落とすのに使います。食器用洗剤では落ちない茶渋汚れ、広範囲の茶渋汚れはキッチンハイターで付け置きします。
ほとんどの茶渋汚れはキッチンハイターで落とせます。もしも着色が少し残っている場合は、最後の仕上げに、メラミンスポンジでこすり落とします。
泡タイプも存在していますが、泡はすぐに下に落ちてしまって、カップ全体の着色を落とすのには向いていません。左の液体タイプを使います。
白い陶器の茶渋汚れ・紅茶汚れの落とし方
昨日、いちごチョコクリームミルクティーを楽しんだ後のカップです。
縁には溶けたいちごチョコが、底には紅茶で染まったミルクの膜がくっついてしまっています。
まずは、食器用洗剤で洗う
まずは食器用洗剤とスポンジを使って、クリームや牛乳など簡単な汚れを落としていきます。
食器用線剤とスポンジでこすると、表面に薄く残った茶渋の着色汚れのみになりました。
キッチンハイターでつけおきする
次に、キッチンハイターで30分ほどつけおきして、残った着色汚れを落としていきます。
こんな感じで、大きいボウルいっぱいに水を入れて、キッチンハイターを少量加えて30分放置しました。
これで白い陶器の茶渋汚れ・紅茶汚れは全部落とせました。
ホーロー鍋の着色・茶渋汚れの落とし方
ミルクティーやチャイを作って、茶渋がこびりついたホーロー鍋です。
毎回作ったらすぐにスポンジで洗っているのですが、チャイを作っているとすぐに茶色くなってしまいます。
キッチンハイターでつけおきする
食器用洗剤ではどうしようもない強力な茶渋がついているときは、キッチンハイターを使って、着色を落としていきましょう。
鍋いっぱいに水を入れ、キッチンハイターを注いで、30分放置しました。
30分後、ほとんどの茶渋が取れました。
薄い茶色や点が残っていますが、もう落ちやすくなっているので、あと一息です。
ここまでくればこすり落とすことが可能です。
メラミンスポンジで残った汚れをこすり落とす
ある程度茶渋汚れが薄くなったら、メラミンスポンジを使います。
メラミンスポンジというのは、激落ちくんなどの仲間で、水だけで汚れが落ちる画期的なスポンジです。
筆者は、適度な大きさでと柔らかさで握りやすく、広範囲を掃除しやすいメラミンおばけスポンジを愛用しています。激落ちくんのメラミンスポンジよりも使いやすい気がしますね。
残った茶渋をこすり落とすとこんな感じ。
茶渋汚れが全くない真っ白な綺麗な鍋に戻りました。
柄のある陶器の着色・茶渋汚れの落とし方
お気に入りのアニメの柄物の陶器です。使う頻度は少ないですが、紅茶の茶渋や、昨日のローズヒップティーの赤い汚れが残っています。
プリントされた絵が消えてしまったら悲しいので、優しく洗っていきましょう。
まずは、食器用洗剤で洗う
まずは、普段の食器用洗剤とスポンジで、簡単に落ちる汚れを落としていきます。
ローズヒップの赤い着色汚れは落ちましたね。
残りは、底と縁に残った紅茶の茶色い茶渋だけです。
メラミンスポンジで茶渋だけをこすり落とす
絵に触れないように、メラミンスポンジで茶渋だけを落としていきます。
底の部分は少しこすりにくいですが、メラミンおばけスポンジは柔らかいので、人差し指で指すようにして洗っていけば、角まで届いてしっかり汚れを落とせます。
そんな感じで、柄物の陶器の茶渋もしっかり落とせました。
【おまけ】ハイターで食器の柄も色落ちしてしまいますか?
知恵袋の元食器販売員さんによると、色落ちするものとしないものの両方があるようです。
詳しくは、ハイターの使用方法の注意欄を見てほしいとのこと。
というわけで、キッチンハイターの使用上の注意を調べてみました。
キッチンハイターを使えるもの
- 白物(色・柄のない)のふきん・おしぼり
- プラスチック製品(メラミン除く)
- ステンレス製品
- シリコン製品
- ナイロン製品
- 人工大理石
- 陶器
- ガラス器
- 木・竹製品
キッチンハイターを使えないもの
- 色物・柄物のせんい製品
- 金属製の容器・用具(ステンレスを除く)
- メラミン食器
- 漆器
- 天然石の調理器具・設備
- 獣毛のハケ
- 水洗いできない製品や場所、食器
- 塩素系は使えないと表示にあるもの
公式のサポートセンターに聞いてみた
色物・柄物の食器については、明記がありませんね。公式のサポートセンターに問い合わせてみます。
柄物の食器についた茶渋を落としたいのですが、キッチンハイターを使ったら色落ちしてしまいますか?
陶器やプラスチック製品(メラミン除く)には使えます。キッチンハイターは一般的な食器類には使うことができます。
陶器に絵がプリントされているものは問題ないという認識で良いでしょうか?
陶器にはお使いいただけます。
下のページの相談窓口から、チャット担当者の方に直接質問することができます。気になることや不安なことがある場合、聞いてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、紅茶やコーヒー好きのお悩み「茶渋汚れの落とし方」について紹介していきました。
覚えておきたいポイントは、以下の4点です。
- まずは食器用洗剤とスポンジで軽く洗う
- 汚れが強力か広範囲なら、キッチンハイターにつけおき
- 汚れが狭くて薄いなら、メラミンスポンジでこすり落とす
- 陶器など一般的な食器の場合は、キッチンハイターが使える
茶渋がついてしまうのは仕方がなので、茶渋がついても綺麗に落とせる方法を覚えて、楽しいティータイムをお過ごしください。