朝のティータイム。今日はちょっとだけ特別な紅茶を淹れてみた。
使ったのは、富澤商店とMIKOYAの香料。
選んだのは、アプリコット・アーモンド・メープルの3種。
ベースはダージリンティー。風のように軽やかなこの紅茶に、香りを一滴ずつ足して“食べるような紅茶”を作ってみた。
◆ 一杯目:香りのレイヤーを重ねる
最初は、以下のように香料を配置してみた。
- 手前:アプリコット 1滴
- 中央:アーモンド 1滴
- 奥側:メープル 1滴
アプリコットの香りは控えめで、アーモンドの香ばしさがしっかり主張。
さらに、メープルの焦がし甘さがじんわり広がる。
口に含むと、まるでメープルナッツに手を突っ込んでがぶがぶ食べているような、そんな“食べている紅茶”だった。
飲み物なのに、食べたような満足感。これが香りの力かと驚いた。
◆ 二杯目:アプリコットとアーモンドのみ
次は、メープルを抜いた組み合わせに。
香りは軽くなったが、アーモンドの個性が依然として強く、アプリコットはやや影に。
メープルがない分、重厚さや“食後感”は薄れた印象。
この段階で、「アプリコットの香りをしっかり楽しみたいなら、単体が良いかもしれない」と気づく。
◆ 三杯目:アプリコット単体を2滴
より香りを確かめたくて、アプリコットのみを2滴。
ダージリンは時間が経ってやや渋みが出てきていたが、香りの輪郭がやっと見えてきた。
アプリコット自体にわずかな渋みを伴う性質があるのか、後味に面白い深みが出ていた。
◆ 四杯目:お湯を足してリセット
お湯を追加して、シンプルにダージリン本来の風味を。
香りの残り香と柔らかな渋みが静かに混ざり、
まるで「記憶の余韻だけが残った紅茶」を飲んでいるような、不思議な心地よさだった。
◆ 五杯目:アプリコット2滴、渋みを抑えたダージリンで
アプリコットの香りがついに前面に。
少し指にも香料がかかったのもあって、
鼻に残る果実の輪郭が、飲むたびにふっと立ち上る。
それでもやっぱり、どこかにある“果実の渋み”が、
ダージリンと呼応していて興味深い。
紅茶の中にある果実の物語を覗いたような、そんな一杯だった。
◆ 最後に
30分で5杯。確かに飲みすぎかもしれない。
けれど私は、この香りの重なりと味の変化を、どうしても確かめたかった。
香料紅茶は、単なる飲み物じゃない。
感情と記憶を味でたどる、静かな対話だ。
今日の私は、ダージリンの中に、自分の「好き」と「確かめたい気持ち」を見つけられた気がする。
使用した材料

香料:
- MIKOYA アプリコット香料
- MIKOYAアーモンド香料
[rakuten:okashinomori:10000382:detail] - 富澤商店 メープル香料
ベースティー:
- MELROSE'S ダージリン [rakuten:capitalcoffee:10000993:detail]