【おいしさの科学】カラメルミルクティーのレシピ・作り方【甘味+苦味の相互作用】

【おいしさの科学】カラメルミルクティーのレシピ・作り方【甘味+苦味の相互作用】

今回は、電子レンジで自家製カラメルを作って、カラメルミルクティーを作っていこうと思います!

思えば、ほろ苦いカラメルの大人のプリンっておいしいですよね。甘いだけのプリンよりもどこか高級感を感じます(๑˃̵ᴗ˂̵)♡

レシピの後は、甘味と苦味の相互作用についても、紹介していきます。ぜひ最後まで楽しんで読んでくださいヽ(´▽`)/

カラメルミルクティーの材料

  • 【カラメル用】グラニュー糖...大さじ1
  • 【カラメル用】水...大さじ1
  • 紅茶...ティースプーン1杯
  • 水...200ml
  • 牛乳...200ml
  • スティックシュガー...2本
  • バニラエッセンス

カラメルミルクティーの作り方

  1. カラメルを作っていきます。カラメル用のグラニュー糖と水をシリコンカップ少量ずつに入れて、電子レンジでカラメル色になるまで1分ずつ過熱します。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411080849j:plain
  2. 電子レンジから取り出して、少し冷まして固めます。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411081335j:plain
  3. 固まったらシリコンカップを裏返して、カラメルを取り外します。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411080855j:plain
  4. カラメルをティーカップに入れ、バニラエッセンスを少量加えます。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411080912j:plain
  5. 無糖のミルクティーを作ります。レシピはこちらを参照してください。
  6. カップに熱々のミルクティーを注ぎ、スティックシュガーを1本ずつ入れます。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411080939j:plain
  7. カラメルがしっかりと溶け込んで、ミルクティー全体の色が変わるまで、しっかりと混ぜたら完成です。 f:id:hakodate-glay-trip:20220411080950j:plain

カラメルミルクティーの食レポ

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これはもうデザートですね(´⊙ω⊙`)

紅茶だけでは表現できない、カラメルの苦味や香ばしさがあって、まるでカタラーナのようです。

スティックシュガー無しだと、カラメルが結構強くて苦いんですが、そこに甘さが加わることで、苦味が抑えられて爆発的においしくなりました。

そこで疑問が生じますね。ここからは科学の時間です(`・ω・´)

どうして苦味に甘味を加えるとおいしくなるの?

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最初はカラメルの主張が強くて苦かったミルクティーが、砂糖を入れたらどうして美味しくなったのでしょう?

苦味成分のカラメルは減っていないので「苦味が抑えられた」と思うのはなんとも不思議な感じがします。

でも、本当に砂糖を加えたら、苦味が弱まったのです。

一体なぜなのでしょうか?

「甘味+苦味」で味の抑制効果がおきる

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スイカに塩をかけると、より甘く感じるというのは聞いたことがありますよね。

それは味の相互作用の1つで、「塩味+甘味」による対比効果というものです。

性質の違う2つの味を合わせた時に、片方が引き立つというもので、味の強さが異なるときに起きやすい現象です。隠し味みたいな感じですね。

また、同じような味の相互作用のひとつとして、味の抑制効果というものがあります。

味の抑制効果は、2つの味を合わせた時に、片方または両方の味が弱められる効果です。味の強さが互角の時に起きやすい現象です。

例えば、コーヒーに砂糖を入れたら苦味が弱まって飲みやすくなった。紅茶に砂糖を入れたら、紅茶の味がしなくなった。などですね。

今回のカラメルミルクティーでは、

苦い→砂糖を加える→味の抑制効果がおきる→苦味が弱まる→甘味が苦味を上回る→味の対比効果がおきる→甘味が強まる→まるでカタラーナ🍮✨

となったわけですねヽ(´▽`)/

でも、一体なぜなんでしょう?

「おいしさ」も第一印象で決まる

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【同じ水の飲み比べ】

2つのカップに、水を入れ、同じ濃さの苦味を加えます。同じ苦い水を「片方は少し苦い水。もう片方はとても苦い水」と伝えて、被験者に飲み比べてもらいます。

すると、「とても苦い水」と言われたカップの方が強く苦味を感じたのです。

どちらも同じ味のはずなのに、「少し苦い。とても苦い」の先入観があるだけで、感じる味が変わったのです。

【おいしいカレーの仕組み】

実は、市販のカレールゥの原材料の大半は、小麦粉、油脂、砂糖などの甘味料で、カレーの風味を出すスパイスはほんの少しなのです。

砂糖などの甘味の量を、苦味や酸味、塩味を感じる量より多くすると、先に「甘味」の信号が脳に送られます。

甘味=エネルギー=好ましい味=おいしい!

となり、「おいしい」という第一印象が刻まれます。その後、旨味や塩味、苦味や酸味、最後に刺激成分である辛味を感じて、「総合的においしい」と判断するのです。

もしも、順番を入れ替えて、辛味の痛み、酸味と苦味を感じて「危険。まずい。食べたくない」と印象を受けた後に、塩気や旨味、甘味を感じても、「さらに複雑にして、もっと不味くしている」としか思わないかもしれませんね。

最初に「おいしい」と感じて、安心しているから、他の味を「アクセント」として楽しめるのです。

甘味が最速で、脳に「おいしい」を刻む

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話を戻して、「苦味に甘味を加えたら、なぜ美味しくなったのか」を考えていきましょう。

苦味とは本来「毒」を示す危険信号です。そのため、甘味などの安全な味と比較して、苦味は1000倍感じやすいと言われています。

  • 甘味...エネルギー源→常にとても欲しい
  • 塩味...ミネラルの供給→少量は常に欲しい
  • 酸味...腐敗→危険、嫌悪感
  • 苦味...毒→危険、嫌悪感

しかし、先程の実験の通り、おいしさは、先入観や第一印象が大きく影響します。そこで、カレーの話のように、味の感じる順番が関わってくるのです。

味を感じる順序は、どれだけ速く唾液に溶け、味細胞と結合できるかで決まります。つまり、親水性ほど早く味を感じるのです。

特に、甘味はもっとも親水性が高く、最速で唾液に溶け込んでいき、「おいしい。安全」という第一印象を脳に与えます。

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甘味による幸福な安心感が、危険への気持ち「苦味への感度」を弱め、抑制します。

その結果、苦味は「甘味の中のアクセント」として認識され、総合的に「おいしい」という判断になったのです。

「おいしさ」はまるで面接の3秒ルールのようですね。どちらも第一印象が大事なのですヽ(´▽`)/

おいしさは「味の変化」にも影響される

見てみると、より複雑な「甘味+苦味」のプリンの方が多くの人に好かれていることがわかります。

改めて考えれば、砂糖水より、酸味を加えたジュースや、苦味を加えたコーヒーなどの方がやっぱり美味しいですよね。

これは推論ですが、同じものを食べ続けると飽きてしまうのと同様に、甘味だけの単一シグナルだと物足りなくなります。

甘味に遅れて、酸味や苦味の刺激が脳に届くことにより、味の変化が起き続けるから「おいしい」と判断するのでしょう。

このことから、おいしさには第一印象だけではなく、変化や複雑さにも影響されることが推測できますねヽ(´▽`)/

まとめ

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今回は、カラメルミルクティーを通して、「おいしさの科学」を調べてみました。

  • 甘味+苦味など、異なるいくつかの味を組み合わせると、味の相互作用が起きる。
    • どちらか一方が強い場合→対比効果
    • 強さが同じ→抑制効果
  • おいしさは第一印象が強く影響する
  • おいしさには味の変化も大切
  • 体に危険な味(苦味や酸味)は少量でも強く感じる。
  • 味を感じるスピードは、唾液への溶けやすさで決まる

今回もたくさん勉強できて楽しかったです✨やっぱり気になるものを追求していくのは、ワクワクしますね。

他の記事でも、レシピから派生して「ココナッツは、ナッツ?フルーツ?」「ひな祭りの桜の意味」など気になったことを色々と調べています。

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