同じ茶葉を使っても、イギリスと日本で味が違うんです。なんで?
水が違うからだと聞きますね
イギリスと日本では、水が違います。日本の水は軟水で、イギリスの水は硬水が多いです。
そのため、イギリスの紅茶は濃くミルクティー向けに、日本の紅茶は薄くストレート向けになります。
本当に、軟水と硬水で紅茶の味が変わるんだろうか…?
気になったので、早速試してみましょう!
軟水と硬水で紅茶の変化を実際に比べてみた!
軟水は水道水、硬水はevianの鉱泉水で比較ができるそうです。
evianの鉱泉水を、スーパーで1本40円で購入しました。意外と安価に楽しめそうです。
ナトリウム、マグネシウム、カルシウムが入っているようです。
ミネラル | 多い 硬水(evian) |
少ない 軟水(水道水) |
---|---|---|
ナトリウム | 塩味 | 甘み |
マグネシウム | 苦味、渋み | 甘み |
カルシウム | 重い | 甘み |
この表だと、硬水だと独特な味がしそうですね
同じ茶葉を入れたティーバッグを2つ用意します。どちらも同じディンブラです。
硬水(evian)と軟水(水道水)を沸騰させます。
お湯を注いだ直後がこんな感じ。硬水のevian(右)が少し色が濃いですね。
2分間抽出を行いました。
硬水(evian)で入れた紅茶は、少し緑がかった暗い色、軟水(水道水)で入れた紅茶は、明るく赤みがかった茶色になりました。
硬水(evian)は紅茶というより、もはやコーヒーでは!?というくらい色が濃いですね。これは驚きです。
味は、水道水はいつもの紅茶って感じです。
硬水(evian)の紅茶は、なんと表現したらいいかわからないですね。複雑な味と香りがします。美味しくないというわけではないですが、飲み慣れない味です。完全に別物です。
例えるなら、紅茶と和紅茶くらいに異なります。和紅茶がよくわからないという人は、紅茶と緑茶くらい違うと想像してください。
軟水と硬水で入れる紅茶は、茶葉の種類が違うくらいに完全に別物でした。どっちが美味しいか、美味しくないかではなく、完全に別の種類のお茶として楽しむのが良いでしょう。
硬水でミルクティーを作ってみた
硬水で入れた紅茶の出涸らしで、ミルクティーを作ってみます。
まずはいつも通り沸騰したお湯に、茶葉を入れて3分待機。
なんか既に色がすごい。少し揺らしたときに鍋についた茶渋の濃さに少しビビってます。
ミルクを投入。いつも通り木べらで軽く混ぜながらしっかりと加熱します。
ティーカップに注いで、完成です!
いつもよりも赤みが少なくて、色が薄く見えますね。
味は不思議と少しスッキリしています。
下のレシピの時と同じように、濃厚な甘いミルクティーができるようにミルクを温めたのに、とってもスッキリした味わいです!なぜか甘くない!
硬水の味でミルクの甘さが中和されたのかもしれないですね。不思議な感覚です。
水の違いで紅茶は変わるんですね。
もし硬水(evian)を見かけたら、是非試してみてください。いろはすなど他の天然水なども合わせて、色々比較してみても面白いかもしれませんね。